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九十九里地域水道企業団

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施設の概要

九十九里地域の水源

九十九里地域は、地勢上、量的にも質的にも水道水に適した水源がなく、首都圏の多くの水道事業と同様、有力な水源は利根川水系に依存せざるを得ない状況にあります。

創設事業では、独立行政法人水資源機構(旧水資源開発公団)による利根川上流ダム群を水源として、昭和52年4月、最大取水量0.391立米/Sの暫定水利権を得て、同年7月、光浄水場及び東金浄水場にて一部給水を開始しました。

その後、順調な経済情勢を受けて、水需要は増加の傾向を示したため、いかにして安定的な水源を確保するかが当企業団の最大の課題でした。

当企業団は、幸いにして、昭和55年に水資源機構施工の霞ヶ浦開発事業から最大取水量0.865立米/S及び奈良俣ダムより0.135立米/Sを取得し、更に東金ダムから新規水利権0.200立米/Sを併せて、合計1.200立米/Sの水源を保有することができ、これにより長柄浄水場から給水を開始しました。

また、第1次拡張事業の実施に先立ち昭和58年に国土交通省(旧建設省)直轄事業である霞ヶ浦導水事業より0.340立米/Sの水利権を取得し、更に、平成3年に水資源機構事業である房総導水路から生み出される0.800立米/Sの水利権を併せ、保有水源量は合計2.340立米/Sとなりました。
  なお、霞ヶ浦導水事業については、令和2年12月16日の国土交通省の第5回事業計画変更により撤退したため、現在の保有水源量は合計2.000立米/Sとなっております。

奈良俣ダム(水資源機構施設)写真
奈良俣ダム(水資源機構施設)
霞ヶ浦写真
霞ヶ浦

保有水源内訳

水源名 事業主体 計画取水量
霞ヶ浦開発 独立行政法人水資源機構
74,740立米/日(0.865立米/S)
奈良俣ダム 独立行政法人水資源機構
11,660立米/日(0.135立米/S)
房総導水路 独立行政法人水資源機構
69,140立米/日(0.800立米/S)
東 金 ダ ム 独立行政法人水資源機構
17,280立米/日(0.200立米/S)
合計  
172,820立米/日(2.000立米/S)

利根川水系図


利根川取水口写真
横芝揚水機場(水資源機構施設)写真
利根川取水口
横芝揚水機場(水資源機構施設)
東金ダム(水資源機構施設)写真
長柄ダム(水資源機構施設)写真
東金ダム(水資源機構施設)
長柄ダム(水資源機構施設)